コロナ対策は工学も貢献できる

コロナ騒動のことですが、これまでコロナの感染防止は医師が中心になってやるものと思っていましたが、よく考えると、「感染防止は工学・物理学・技術者が中心となってやるべきだ」と思うようになりました。

なぜなら、感染経路は3つだからです。この3つの防止には必ずしも医師だけの役割とは限りません。

(1)飛沫感染 唾が飛んで、それを吸い込んで感染
(2)接触感染 感染者の体液が直接、付着して感染
(3)空気感染 空中に浮遊している水分にウィルスが付着して、それを吸引して感染

これは3つとも医学者の領域というより工学者が貢献できるのではないかと思います。
医師は、「感染した後の治療」に専念してもらうのが、いい協力体制ではないでしょうか。

これらの3つの感染経路を遮断するためには、医学の知識はあまりいりません。
物理学の知識、あるいは化学の知識の方が役に立つのではないでしょうか。

物理学や化学をベースにした工学者は、飛沫の飛翔距離や動きを解析して、「隔離」を実現するにはどうすればいいかを考えると、それで問題はかなり解決します。
接触感染は、ドアのノブやエレベータのボタンに付着したウィルスに、どうすれば接触しないかを考えれば、問題はかなり解決します。
空気感染では、流体力学の専門家が、どうすれば浮遊しているウィルスを除去できるかを考えれば、問題はかなり解決します。

これまでの感染防止は、医師が中心になって取り組んでおり、行政も医師に解答を求めたので不十分なものとなっていたのではないかと思います。。
これからは、工学系の人がもっと参加して取り組むべきだと考えます。。

医療関係者の献身的な努力には敬服します。
国家の重大な問題ですから、「科学的思考」に基づいて、いろいろな側面から取り組む必要があると思います。