医療のリスク低減と作業効率の向上の考え方

2021年9月6日月曜日
株式会社NSD主催による、ePower/CLIPユーザー会が開かれ、約90分の講演をしました。
これまでに主張していることを演題に合わせてまとめてみました。

内容
1.まず、医療の現実を理解する
  ① 医療システムの構造的問題
  ② リソース(人、モノ、金)不足
  ③ 標準化、共通化、統合化の遅れ
2.問題解決のための基礎知識
  ① ヒューマンエラーの理解
  ② エラー対策の考え方
3.具体的対策の例
  ① 個人での対策
  ② チームでの対策
4.組織を超えて、協力して取り組む

私の主張は、各医療機関で個別に医療安全に取り組むのではなく、お互いに協力して取り組むべきである、ということです。
また、医療の現実を直視すると、国家レベルで取り組まないと、医療の問題を解決するのは非常に困難であるということです。

主張が過激であるというご批判もあると思います。
十分理解しているつもりです。
医療安全の考え方に、少しでも参考にしていただければ幸いです。