これから少しずつ解説していく予定です。
はじめに
目次
Ⅰ.ヒューマンファクターとは?
- ヒューマンファクターってなに?-ヒューマンファクターの定義-
(1) (2) (3) - ヒューマンファクター工学と工学-理論と現場-
- 経験的アプローチと理論的アプローチ-経験の重視と科学的手続き-
- 生産性、安全性、そして快適性へ-ヒューマンファクター研究の歴史-
- どれか一つ起こらなければ・・・その1-テネリフェ事故-
- どれか一つ起こらなければ・・・その2-航空機のガス欠-
- どれか一つ起こらなければ・・・その3-TMI-2事故-
- モデルってなに?-複雑なものを考えやすくする-
- 小さな事にも気をつけて-ハインリッヒの法則-
- 常に正しい判断-人間の行動は何で決まるか-
- 状況認識-状況認識を誤ると間違える-
- リスクの積み木-少しでも低くすること-
- 車検に出したら車の調子がおかしくなった-システムにおける人間の介在-
- 指差呼称は有効か?-忙しい時こそ指差呼称-
- ダブルチェックは有効か?-どんなベテランも人間である-
- ヒューマンエラーとは―人間特性と環境の相互作用の結果―
- ヒューマンエラーの分類―観点によって異なる分類―
- RCAはたくさんある―RCAは一つという日本の医療界での誤解―
- Rootとは木の根のこと―「根本」という訳が誤ったイメージを与えた―
- VA-RCA とImSAFERの違い(1)―出来事流れ図と時系列事象関連図―
- VA-RCA とImSAFERの違い(2)―手順の重視か、考え方の重視か―
- 原子力、航空、医療システムの違い(1)―科学技術、技術科学、経験科学―
- 原子力、航空、医療システムの違い(2)―通常状態と異常状態―
- 原子力、航空、医療システムの違い(3)―どんな人が制御するか―
- 原子力、航空、医療システムの違い(4)―情報源の量と質の違い―
- 原子力、航空、医療システムの違い(5)―制御方式の違い―
- 原子力、航空、医療システムの違い(6)―医療は本質的に不確定性が高い―
Ⅱ.人間はシステムの中心
-ヒューマンファクター工学の概念モデル-
- ライブウェア -システムの中心
(1) まだまだ若いと思っても・・・-加齢の影響-
(2) 身体の中の時計-サーカディアンリズム-
(3) 同じことでは飽きてしまう-心的飽和-
(4) マジックナンバー7±2-人間の情報処理の限界-
(5) もっと注意して?!-注意の性質-
(6)「左警戒右注意」-人間の情報処理の特徴-
(7) 目は口ほどにものを言い-瞳孔反応-
(8) 神経質なA型、おおらかなO型・・・?-えせ心理学に騙されるな-
(9) また、あいつが!-ヒューマンエラーのリピータ?-
(10) リピータへの対処-個人特性よりも環境に着目-
(11) 虫が知らせた-いつもと違う何かがある-
- ライブウェア-ライブウェア -人間関係-
(1) みんなが言うからいいや-集団への同調-
(2) 間違っていると思うんだけど・・・-権威勾配-
(3) 自分ひとりくらい・・・きっと誰かが・・・-社会的手抜き-
(4) 行け行けどんどん-リスキーシフト-
(5) リーダーはつらいよ!-情報収集の大切さ-
(6) いろいろあるけれど-コミュニケーションの大切さ-
(7) 職業的正直-できないことをできないと口に出して言う勇気-
(8) 音声によるコミュニケーションの基本-Read backとHear back-
(9) Read backとHear backでオーケーか?(1)-言葉の意味の共通理解-
(10) Read backとHear backでオーケーか?(2)-期待聴取-
(11) 期待聴取Wishful Hearingへの対応-聞かせない、使わせない-
(12) チームパフォーマンスこそ重要-CRMの進め-
(13) 集団浅慮-Group Thinking-
(14) 民主型、独裁型、放任型-リーダシップのはなし-
(15) Two-Challenge-Rule-納得できるまで食い下がれ-
(16) 行動はウソをつかない-耳を塞ぎ、目を大きく開けて行動を観察せよ-
- ライブウェア-ハードウェア -人間とモノ-
(1) システムから人間を排除できるか?-人間と自動化-
(2) 感覚を奪わないで-自動化による感覚遮断-
(3) こんなことできないよ-モードの問題-
(4) 美しい並び、しかし使いにくい-工学的美しさと使い勝手-
(5) 何をするかがわかるには-機器デザインの原則-
(6) どっちがどっち?-自然な対応付け-
(7) フールプルーフとフェイルセーフ-設備の安全対策-
(8) メカニカル・フューズ -壊れやすくする-
- ライブウェア-ソフトウェア -人間とソフトウェア-
(1) 暗記でやるのは禁止-チェックリスト-
(2) わかりやすいマニュアルづくり-心的回転-
(3) ぱっと見ればすぐ分る-表示は何のためにあるのか¬-
(4) 知識は頭の外にある-記憶への負担を少なく-
(5) 記憶を助ける手がかり-色分けだけでは不十分-
(6) 下手な文字はリスクが高い-見たいものを見る-
(7) 安全マニュアルはいらない-標準手順を守れば安全が確保される-
(8) 誰でも使えるマニュアル -ビッグハンバーガーを3つ下さい-
(9) 色分けは有効か? -記憶を使わない照合-
(10) テクニカル・ライティング -分かりやすく-
(11) ルールを守る者がルールに守られる -愚直にルールを守る-
- ライブウェア-環境 -人間と環境-
(1) 現場の作業環境いかかですか?-気温と体-
(2) うるさいっ!-手術室に音楽-
(3) あなたは、森林浴派ですか?紅茶にレモン派ですか?-においの話-
(4) 上手につき合って!-ストレスの話-
(5) 物の配置-5Sの勧め-
(6) あっ、大変だ!-緊急時の行動-
(7) まず、「落ち着け!」と大きな声で-緊急時への対応-
(8) 乱雑な作業環境-安全と効率の阻害要因- - ライブウェア-患者-医療従事者と患者-
(1) 患者は変化している-常に最新の情報に基づくこと-
(2) 情報は積極的に聞き出すこと-患者は自分からは言わない-
(3) 患者は常に「ハイ」と返事をする-世間の常識は通用しない-
(4) 患者の勝手な判断はリスクを高める-どんな優秀な医師でも情報がなければ正しい判断はできない-
(5) 医療事故にあわないために-患者安全の10条-
(6) 患者は恥ずかしい-あなたはポータブルトイレを使ったことがありますか?-
(7) 家で転ぶ人は環境が変わるともっと転ぶ-イメージと実力のズレ- - マネージメント-すべての要素にかかわる最も影響力の大きな要素
(1) 安全文化-安全を常に最優先させること-
(2) 創造的批判の文化-いいことのための議論-
(3) 安全は存在しない-リスクマネージメント-
(4) 安全報告制度-安全文化のバロメータ-
(5) 組織文化-高いところと低いところ-
(6) 教育訓練の仕組みを作る-知らないことはできない-
(7) 積極的に情報を集める-カモシレ事象とキニナル事象-
(8) エラー誘発要因が多く防護壁が弱い-医療システムの構造-
(9) 事件は現場で起こっている!-すべては現場から-
(10) 安全と効率と品質は同じベクトル-安全と効率は密接な関係-
(11) 日本帝国陸海軍の愚-バラバラ-
おわりに